2018年4月9日(月)から放送が決定している『コンフィデンスマンJP』。長澤まさみさん主演となるこのドラマですが、このタイトルが気になりませんか?
そこで、当記事では、英語【コンフィデンス】という単語にどんな意味があるのか、コンフィデンスマンやコンゲームを理解しておきましょう。といった内容になっています。しっかり理解し、よりドラマを楽しみましょう!
コンフィデンスマンJPとは
コンフィデンスマンJPは、「CONFIDENCE-MAN」-「JP」というものです。前者の「コンフィデンスマン」は、俗称としてコンマンと言われることもあります。
つまり、これを訳すと、
日本の信用詐欺師
と言った意味です。
信用詐欺って言葉、聞いたことがない人もいると思いますが、
簡単に言うと、暴力や脅迫などといった方法ではなく、頭を使い、相手を信用させて金銭を得ることです。
オレオレ詐欺のようなもの?
と思うかもしれませんが、実は違います。弱者を相手にした卑劣なものではなく、大きな企業や財力がある者を相手とするため、詐欺でも誇りやプライドを持つ詐欺師が多いのも特徴的です。大型信用詐欺とも言われることも。
そして、コンゲームとは、信用詐欺師が主人公となる、ミステリー・サスペンスのジャンルのひとつとなります。
ゲームのようにストーリーがあり、二転三転したり、策略を働かせて騙し騙されたりする、頭を使う心理戦は見どころです。
有名なコンフィデンスマン(信用詐欺)とは
日本以外でも、信用詐欺というものは存在します。その有名なのがこの2つです。
ナイジェリアの手紙
ヤフオクの質問に『ナイジェリアからの手紙』きた。
※ナイジェリアからの手紙=有名な国際詐欺 pic.twitter.com/gf5ao7Ewxv
— 有也 (@lovemanual) 2018年1月18日
1980年頃からあるのが、この「ナイジェリアの手紙」というもので、別名「419事件」などと言われています。
元々、ナイジェリアは政治的混乱がある国なのですが、それを利用し、役人や官僚の代理人と偽り、汚いお金を洗浄するため口座を教えてほしいというものでした。
現在は、ナイジェリアを含むアフリカ地域から日本などの先進国に突然送られてくる手紙やFAX(最近ではメール)を使った信用詐欺の事件として知られています。
送られてくる英文というものがこういった内容であり、被害も多かったそうです。
- 血統書付きの犬が保護されたから、無料でいいから引き取って欲しい、と連絡し、送料***ドル払わせる
- ヤフオクに出品した商品に直接メールで高額に買いたいと連絡、嘘の支払い情報で商品を手に入れる
などがあります。
何でも、ナイジェリアはクーデター、麻薬密売など犯罪も多い国ですが、英語教育・高等教育も進んでいる国のため、技術的なものを使った犯罪もできるそうです。
スペインの囚人
【スパニッシュプリズナー】1997年 詐欺の話。小林信彦が褒めていたのでレンタル。画像がめちゃ悪い。話は良く出来てるが詐欺の話だとわかってるから全員が犯人に見える。実際全員が犯人みたいな話なんだが。★今日は外出せずもう①本! pic.twitter.com/NQN9W9BQgl
— けいじ (@anton_keiji) 2015年4月16日
スペインの囚人も、16世紀に考えられた信用詐欺の手口のひとつです。
大きな財産を持つ人物の代理人と偽り、スペインで冤罪で捕まってしまったから、どうにか保釈のため助けてほしいともちかけるもの。そして、保釈後の見返り金などを目当てにお金を払えば、どんどん釣り上げられることになります。
その後、劇作家デイヴィッド・マメットにより1997年にアメリカで『スパニッシュ・プリズナー』として公開されました。
まとめ
いかがでしたか。単なる弱者を狙う非道な詐欺ではなく、信用詐欺というものがどんなものかお伝えしました。信用詐欺には気をつけたいものです。
今回のドラマは、JPということからも、日本ならではの信用詐欺が見られるのではないでしょうか。長澤まさみさんの人を騙す姿も必見かもしれません。