コウノドリ|10話 ダウン症を知る出生前診断。鴻鳥先生のセリフに感銘。

毎回考えさせられるコウノドリですが、今回は、出生前診断による妊婦や家族の苦悩がテーマでした。

そして、家族だけでなく、赤ちゃんが大好きな鴻鳥先生の苦悩も見られ、本当にこんなに家族のことを真剣に考えてくれる先生がいたらと強く思います。

今回扱ったのが「ダウン症」というもの。そのもの自体は理解しているもいるかもしれません。

では、

出生前診断についてはどうでしょうか?

当記事では、10話の【命の選別】と言われるこの検査を受けた夫婦について、鴻鳥先生の命の選別に対する考え方についてお伝えしようと思います。




ダウン症とは

知っている方もいるとは思いますが、まずは、ダウン症についておさらいしていきます。

ダウン症とは、染色体の異常によって起こる先天性疾患になります。つまり、生まれつきのもので、一般的に約1000人に1人の割合で生まれてくると言われています。しかし、この確率は高齢出産などにより変わってきます。

では、実際に生まれてくる子はどのような子になるかというと、

赤ちゃんの特徴
・身体的な発達の遅れ
・特徴的な顔つき
・知的な発達の遅れ
・合併症を伴いやすい

などが挙げられます。また、合併症を伴うことというのは、心臓疾患、呼吸器疾患などにより、出生後も手術を繰り返すケースがあるということです。

これらのことから、育てることへの不安を感じてしまう人が多い事実があります。以下の記述は、昨年(2016年)に3年間で3万615人を対象に集計した結果を発表したものです。

染色体異常の疑いがある「陽性」と判定されたのは547人。さらにおなかに針を刺す羊水検査に進んで異常が確定したのは417人で、うち94%に当たる394人が人工妊娠中絶を選択した。

引用:引用先名称日本経済新聞

ペルソナで出生前診断を行った2組の夫婦

ペルソナにやってきたのは、2組の妊婦。辻明代(りょう)と高山透子(初音映莉子)でした。2組は同じように出生前診断を受け、同じように診断結果を伝えられます。

そして、環境も違う2人が下した決断は異なったものでした。

高山透子・光弘夫婦のケース

高山透子は、3年間不妊治療を行ってきた若い夫婦、そして、やっと授かった赤ちゃんの検査結果でした。親が言うからという理由だけで、何気なく受けた出生前診断。

あまり深く知らずに検査を受け、大丈夫だろうと考えていたケースです。

「陽性」がわかり、お互いの両親を交えての家族会議。そこでは、両親は、娘の透子の苦労を考え、諦めようと話していました。

その後、夫婦できちんとお腹の赤ちゃんについて考え、諦めることを決意します。

しかし、

いざ、手術を受ける時、目の前の分娩室へ歩くことも出来ず、泣き崩れる透子。

「産みたい」という思いがどうしても捨てられず、産むことを選択した夫婦です。

辻明代と辻信英夫婦のケース

辻明代は、4歳の娘がいて、2人目を授かった際の出生前診断で「陽性」が判明。高山夫婦と違い、出生前診断を理解した上で検査を行いました。

しかし、小さな弁当屋を営む夫婦は、生活にゆとりはなく、生まれてくる子に、かかりっきりになると生活が出来なくなると言います。

そこで、診断前から、異常が見つかった場合は諦めることを決断していたのです。

その思いは変わることなく、手術も無事終えます。

手術後、ベッドの上で我が子の温もりに涙する透子、家族のため産まない選択をした夫婦です。

鴻鳥先生の【命の選択】という解釈に脱帽

それぞれ違う環境であり、それぞれ違う考え方もあると思いますが、どちらもお腹の赤ちゃんをとても大切に想っています

よく、出生前診断について【命の選別】とよく目にしますが、これについてドラマ内で鴻鳥先生が話していました。

全てではありませんが、こちらに引用させていただきました。

10話での鴻鳥先生のセリフ

【命の選別】その言葉にみんながとらわれてしまっている。お母さん、お父さん、家族の事情には目が向けられていない。

それぞれの事情の上に命が生まれてくる。育てていくのは家族。

検査を受ける、受けない、赤ちゃんを産む人、そうでない人、どの選択も間違っていない。

引用:ドラマ内セリフより抜粋

なんか、これを聞くと、出生前診断について、単純に「ダメだ!」とか、「命の尊さをわかっていないと」話す人に聞いてほしくなりました。

実際悩むのは家族であり、鴻鳥先生の言葉に助けられる人が多いのではないでしょうか。お腹の中にいる赤ちゃんを諦める・・・どれほど大変なことかを教えてくれた回です。

10話の感想

生みたくても、生めない。その選択をしなければならない夫婦がこの世の中にはいることを強く認識させられました。

実際、筆者の私は5歳の娘がいます。ダウン症ではありませんし、出生前診断もしませんでした。

正直なところ、その時はあまり深く考えず決めてしまっています。でも、もし生まれてきた子がダウン症だったら・・・今の人生では決してありません

結果を見れば、出生前診断をしない選択が良かったとも言えますが、それはあくまで結果です。

ドラマ内で、辻明代が「この子を抱いてもいいですか。」というセリフ。そして、手術後に泣き崩れる彼女の姿に涙が溢れます。

みんなの感想は

この回を見た人たちも、やはり「考えさせられる」といった意見が多く見られました。本当にその通りだと思います。命に対して考えさせてくれるいいドラマです。

まとめ

出生前診断によって、生まれてくる前に我が子の情報を早く得ることができます。しかし、それによって、選択という一つの悩みが生まれました。

もちろん、体験した人しか理解できない苦悩がある思います。

しかし、鴻鳥先生も言っていたとおり、悩んで決めた選択に間違いはない。

諦める選択も、我が子を迎える選択も、どちらも正しいという。しっかり悩むことが大事という言葉は、本当に納得させられました。

次回は、産む決断をした高山夫婦の出産についても放送されるようです。最終回もハンカチ片手ですかね。

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