部長が女性社員に対して行わるセクシャルハラスメント。Missデビル2話で問題となった事件がまさにこれですが、
何故か、上司の部長はクビにならない!?
どうしてクビにならないのか、ひとつ疑問を解消します。
※当記事は、少しだけネタバレも含みます。
事件の内容
世間を騒がせてる「セクハラ」、そんな事したら眞子さまの怒りのハイキックが跳んで来るんだからね😤#Missデビル #ミスデビル #菜々緒#チャンカワイ #気をつけなはれやっ‼️ #人の心配してる場合ちゃう #ホントは蹴られたいですぅ😍 pic.twitter.com/jAu29JXEgN
— 【公式】Missデビル 人事の悪魔・椿眞子/日テレ4月期土ドラ (@missdevil_ntv) 2018年4月20日
第2営業部の女性社員として登場した夏月(中越典子)は、その部の部長である浅岡(神保悟志)にセクハラを受けていることが発覚。
しかし、癌で闘病中の夫のため、一生懸命働く夏川は、残業・不正契約などにより治療費を得ていたため、仕事場で騒ぎになり給料に影響する事を恐れ、告発は出来ずにいた。
という設定でした。
ここで、椿眞子(菜々緒)が夏川の不正契約に気づき、退職願いを書かせるわけですが、
何故か、椿眞子は、眞子に対する浅岡のセクハラ動画を録画し、華麗なる回し蹴りを食らわせただけ。浅岡には厳重注意しただけで、つまり、クビにはしなかったのです。
なぜクビにならないのか
結論から言うと、
本当にクビには出来ません。
正確に言うと、クビにするには条件がある。といった方が正しいです。
では、なぜ浅岡は厳重注意だけだったのでしょうか。その理由は2パターンあります。
パターン1
就業規則にこのセクハラでクビということが明記されていない。
実は、クビ=懲戒解雇となる理由は、就業規則に記載されていなければなりません。
前提としては、
セクハラを理由として懲戒解雇するのであれば、就業規則に、セクハラの場合に懲戒解雇とするための根拠が定められている必要があります。
とあります。つまり、しっかりと「セクハラを理由にクビになる事もある」ということが記載されているのか、いないのかでも異なるということです。
これは会社毎に定義されているので、社員であればいつでも見ることが可能。心配な人は確認しなければいけません。
パターン2
重度(強姦・脅迫・強要。暴行など)のセクハラ行為は、既に犯罪的行為のため、刑事事件となる可能性があります。こういった場合は懲戒解雇にすることが可能になります。
しかし、今回の浅岡の場合は、髪を撫でる、誘う、異動を匂わすなどの行為はあり、立派なセクハラでパワハラですが上記の重度かといったらそうではありません。
しかも、まだ会社に注意や指導などは受けていない状態だったため、そうは出来なかったと思います。
もし、度重なるセクハラは悪質と捉え、クビになることだってあります。
まとめ
セクハラでクビになる可能性をまとめると、
- しっかり就業規則に書いてある
- 就業規則には書いていないが、何度も注意を受けている
- 刑事事件となるようなひどいセクハラ
といった感じです。今回の動画を撮られた場合は言い逃れ出来ませんが、もし、両者の言い分が違った場合は双方の意見を聞かないと判断できません。
間違っていては大変な事になります。つまり、かなり厳しい視点で、クビかそうでないか決められる事だということです。
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