トレース~科捜研の男~ 第5話あらすじ 前編
18年前、生後6か月の女児が誘拐される。名前は島本ユウ。両親(山中聡・矢田亜希子)は犯人の指示通り身代金を用意し、ユウがいると言われたコテージに行くが、犯人の神崎(石垣佑磨)は殺されユウの姿はなかった。
現在、ホステスの海東奈津美(滝沢沙織)の遺体が山道で発見され、現場から採取された毛髪は、18年前に誘拐された島本ユウのものと鑑定された。
真野(錦戸亮)は気になることがあると沢口(新木優子)を誘い、海東が発見された現場の山林へ臨場に向かい、地面が掘られた跡を発見し、その土を持ち帰り鑑定する。
その土は海東の身に着けていた衣服のポケットから見つかった土と一致し、さらに海東の毛髪も発見される。海東の遺体が一度埋められてから掘り起こされ、人目に付く場所へ移動させられたことがわかった。
島本ユウが出頭し、海東を殺したことを認めた。自身の出生を調べたら誘拐されたことがわかり殺したと供述。凶器の石は見つからなかったが、容疑は固まった。
島本ユウと両親の親子関係を調べるためにDNA鑑定が行われ、島本ユウは母親の子ではあったが、父親の子ではなかった。
父親はだれなのか。
海東の部屋から18年前に神崎を刺した包丁が見つかり、神崎と海東の関係も発覚。当時、2人は付き合っていたが、海東が妊娠し神崎から中絶を迫られる。中絶はしたが、神崎は誘拐した島本ユウの世話を海東に押し付け、さらに「あのとき子供を産んでおけばよかったな」と発言。海東は中絶時に子宮疾患が見つかり、出産できない体になっていたため、神崎を殺し島本ユウを連れ去った。
さらに、海東が発見された現場に落ちていた島本ユウの毛髪は無理やり抜いたものだということもわかった。
トレース~科捜研の男~ 第5話あらすじ 後編
島本ユウは誘拐後、施設に預けられ育っていた。その施設長・うえのいくこと海東が口論しているのが目撃されている。
もしかしたら、島本ユウはうえのに恩義を感じ身代わりになっているのではないか?
真野は本当にそうなのか?と島本ユウの部屋を臨場する。
沢口は島本ユウの母親と接触し、母親が何かを隠していると感じる。
真野は島本ユウの部屋からユウを探すチラシを発見し、島本ユウのDNA鑑定から何かを発見。
うえのは取り調べを受け、海東が誘拐した島本ユウを預かる代わりに身代金をよこすよう言い、施設を立て直したことを認め、そのことで海東から強請られていたことも認めたが、殺人は認めない。
島本ユウの両親が科捜研へやってくる。そこで母親は18年前の誘拐事件の真相を話す。神崎に脅され肉体関係を持たされ、妊娠したこと。島本ユウの生物上の父親が神崎であること。さらに、そのことで神崎に脅され、ユウを誘拐することで身代金という手切れ金を要求されたこと。
ユウはなぜ、出頭したのか?それは今の両親の幸せな生活と家族を守るため。
ユウは両親に会いに行っていたが、現在は小学生くらいの娘がいることもわかった。その幸せをそうな姿を見て、自分の出生の秘密が暴かれれば、今の幸せそうな家族は失われるのではないか?と考えた。
だから、わざわざ一度埋めた海東の遺体を掘り起こし、自分が犯人であるような細工をしたのだった。
ユウの父親は、「初めて女の子が生まれたらユウと名付けると決めていた。幸せに育ってほしいと思っていた。ユウは俺の子だ。今までつらい思いに気づかずにすまなかった」と母親を抱きしめた。
島本ユウは全てを供述。
両親が面会に来て、18年ぶりの再会。
「私、ユウっていうんだね。いい名前でよかった。ありがとう。お父さん。お母さん。」
今までの『トレース』の中では、1番救いのあるラストだったのではないか。
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